iPhone共有アルバムのデメリットまとめ


iPhoneの「共有アルバム」機能を使うと手軽に写真や動画を共有でき、容量の節約にもなるので便利ですが、利用する際には様々なデメリットも存在します。

例えば、画像や動画の画質が落ちたり、バックアップがされないため削除すると復元できないなど、大切な写真や動画を保存しておくのには不向きです。

この記事では、iPhone共有アルバムを利用する際に気をつけておきたい、いくつかのデメリットを詳しく紹介しています。

特に、初めて共有アルバムの利用を検討している方は、どのようなリスクがあるのかをあらかじめ知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

関連iphoneで自分だけの共有アルバムの作り方!誰かに見られる心配なし

目次

iPhone共有アルバムのデメリット

iPhone共有アルバムのデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

これらについて、一つずつ詳しく説明していきます。

画像の質が下がる

共有アルバムに写真をアップロードすると、ファイルサイズが圧縮されるため、オリジナルの画質が下がってしまいます。

そのため、元の写真や画像の画質にこだわりたい場合や、印刷を考えている場合には注意が必要です。

共有アルバムはあくまで簡易的な共有手段であり、高品質な写真を保存しておくための機能ではないことを心掛けておきましょう。

動画の長さは15分まで

共有アルバムにアップロードできる動画の長さには制限があり、最大15分までしか共有することができません。

そのため15分以上の動画、例えば旅行やイベントの記録などをすべて共有しようとすると、制限時間を超えてしまい、共有できずにガッカリ、ということがあります。

また、画像と同じく動画自体もファイルサイズが圧縮されるので、画質が下がってしまう点も注意が必要です。

長時間の動画や高画質を保ちたい動画の場合は、他の共有方法を検討するのが良いでしょう。

見るのに通信量がかかる

共有アルバムの写真や動画はデバイスに依存しないため、閲覧するためにはインターネット接続が必要です。

そのため、Wi-Fi環境が無い場所で閲覧をすると、通信量を消費してしまいます。

特に、大量の写真や長めの動画を一度に見ると、通信量が大きくなってしまうので、Wi-Fi環境がない場所での閲覧は控えるようにすることをおすすめします。

削除するとすぐ完全に削除される

共有アルバムにはいわゆる「ごみ箱」の機能がないため、写真や動画を削除すると、一時保存されずに完全に削除されてしまいます。

通常のアルバムであれば、一度削除しても「最近削除した項目」に移動し、一定期間復元することも可能ですが、共有アルバムにはこの機能がありません。

一度削除してしまうと元に戻すことができないことを念頭に入れ、誤って削除してしまうと困るようなデータは共有アルバムだけに保存しないようにし、削除の際には、慎重に行うようにしましょう。

icloudにはバックアップされない

通常の写真アルバムと異なり、共有アルバムに保存した写真や動画は、iCloudにはバックアップされません。

したがって、万が一デバイスが壊れたり、不可抗力でデータを失ったりした場合、共有アルバムのデータを復元することはできません。

繰り返しますが、共有アルバムは簡易的な共有手段ですので、大切な写真や動画を保存しておく場所としては不向きです。

原因不明で消えてしまうこともある

共有アルバムに追加した写真や動画が、何かのタイミングに突然消えてしまうということが報告されています。

Appleコミュニティには、動画の一部または全部が突然消えてしまったという報告も見られます。

(写真の一部が消えたという報告)

https://discussionsjapan.apple.com/thread/254585893?sortBy=rank

(写真のすべてが消えたという報告)

https://discussionsjapan.apple.com/thread/255565669?sortBy=rank

具体的な原因は不明ですが、iOSのバージョンアップやシステムの同期エラーなど、さまざまなタイミングで突然データが消去されてしまうことがあるようです。

大切な写真は共有アルバムだけに保存しておくのは避け、他の場所にもバックアップを取っておくのがよいでしょう。

iPhone共有アルバムのデメリットまとめ

ここまで、iPhoneの共有アルバムにおけるデメリットを紹介しました。

最後に、記事の内容をまとめたいと思います。

  • 画像・動画共に保存すると画質が下がり、保存できる動画の長さは15分まで。
  • 閲覧にはインターネット接続が必要であり、通信量を消費する。
  • 自動でバックアップされる機能がなく、削除したデータを一時保存する「ごみ箱」機能もないため、削除したデータを復元することができない。
  • 何らかのタイミングで、突然データが消失するケースもある。

iPhoneの共有アルバムは便利な機能ですが、これらのデメリットを理解し、保存への向き不向きを判断した上で活用することをおすすめします。

特に、大切な写真や動画を保存する際には、共有アルバムだけに頼らず、他の場所にもバックアップを取るようにするとよいでしょう。

また、日ごろから要らない写真や動画データはこまめに削除し、不必要に容量を圧迫しない工夫をするなどしてみてくださいね。

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