スマホを充電しようとすると、低速充電モードでなかなか充電が進まないことがありますよね。
この低速充電モード、スマホの「設定」画面から、何回かタップするだけで簡単に解除することができ、普通の速度で充電することができます。
更に、あと数十分で出発しなくてはいけないので、急速充電したい、という時もあるかと思います。
こういった場合も、簡単な工夫で、急速充電をすることが可能なんです。
この記事では、スマホの低速充電を解除する具体的な方法と、急速充電のやり方について、くわしく紹介していきたいと思います。
低速充電を普通に戻したい!原因と解除方法
スマホが低速充電になってしまう原因はいくつか考えられますが、ここでは比較的よくある原因を3つ紹介していきますね。
- スマホ本体やバッテリーの劣化
- 充電器の品質が低い、充電ケーブルの劣化
- ながら充電をしている
スマホ本体のバッテリーの劣化
スマホが低速充電になってしまう最大の原因は、バッテリーの劣化です。
バッテリーは、充電するたびに、少しずつ機能が低下していきます。
一般的に、スマホのバッテリーの寿命は、およそ1年半から2年と考えられています。
もし既にその年数を超えて使用している場合は、バッテリーの劣化によって低速充電が起こっている可能性が考えられますので、一度確認をしてみましょう。
充電器の品質が低い、ケーブルの劣化
純正品ではない、格安の充電器やケーブルを使用すると、電力供給に時間がかかることがあり、充電に時間がかかることがあります。
また、充電ケーブルは長期間使用すると断線してしまうことがあります。
見た目は問題なくても、内部で劣化している可能性も考えられるので、なかなか充電されないなと感じたら、他の機器を充電してみるなど、きちんと充電ができているか確認をしてみましょう。
ながら充電をしている
何気なくやってしまうのが、ながら充電です。
SNSや動画を見るなど、スマホを触りながら充電すると、スマホ本体にかかる負荷が大きくなり、充電が低速になってしまうことがあります。
更に、本体が高熱化してしまうと、やはり充電の劣化につながってしまう可能性があるため、充電しているときは極力スマホを触らないようにしましょう。
それでは、低速充電を解除する方法をみてみましょう。
iPhoneの低速充電を解除する方法
iPhoneは「バッテリー充電の最適化」をオフにすることで、低速充電を解除することができます。
とってもカンタン
設定の画面を少し下にスクロールすると「バッテリー」がでてきますので、これをタップしましょう。
バッテリーの画面の中段に、「バッテリーの状態と充電」がでてきますので、これをタップしましょう。
「バッテリーの状態と充電」は初期状態でオンになっていますので、これをオフにしましょう。
以上がiPhoneの低速充電を解除する手順です。
低速充電にメリットはあるのか
ちなみに、なぜわざわざ低速充電が初期設定されているのか、と疑問に思いますよね。
実は、低速充電には、バッテリーの劣化を軽減するという大きなメリットがあります。
例えばiPhoneでは、80%までは急速充電され、残りの20%はわざと低速充電に切り替えることで、バッテリーの負担を軽減してくれているんです。
低速充電に切り替わるタイミングとしては、一般的にはあまり携帯を使用しない深夜帯が多いため、朝起きて充電完了ができていれば気にならない、という人もいますよね。
スマホのバッテリーの寿命は、およそ1年半から2年と考えられているため、低速充電により劣化スピードを遅らせる工夫によって、少しでも長く使いたいものですね。
スマホを急速充電する方法は?
それでは、スマホの充電スピードを速めたい場合は、どのようにしたらよいでしょうか?
①電源を切った状態、もしくは機内モードで充電をする
これがもっとも手軽にできる方法です。
スマホの動作を止めることで、端末にかかる負荷を減らすことができるため、充電時間を早めることが期待できます。
②急速充電に対応している充電器で充電する
出力が高い充電器や、急速充電器を購入し、使用することで、充電時間を早めることが出来ます。
ただし、高い出力で充電するとバッテリーへの負担も大きくなります。
対応機種の確認や急速充電器の説明書をきちんと確認したうえで、必要に応じて使用するようにしましょう。
低速充電を普通に戻したい!スマホを急速充電する方法のまとめ
スマホを低速充電に戻す方法と、急速充電する方法について紹介してきました。
最後に記事の内容をまとめたいと思います。
- 低速充電モードは、「設定」から「バッテリー充電の最適化」をオフにすると解除できる
- 電源をオフ、または機内モードで充電することで、高速充電ができる
- 急速充電対応の充電器を使用することで、高速充電ができる
低速充電の設定解除や急速充電は、バッテリーの寿命を縮めてしまう可能性がありますので、必要なタイミングに応じて、適切に使用するようにしましょう。