キッチンスケールが手元にない時、スマホ1台で重さを測るアプリが使えたら便利ですよね。
実はiPhoneやAndroidには、グラム単位で測定できる無料アプリがいくつか存在します。
荷物や郵便物の重さを測るのにそんな使い勝手の良いアプリがあるなんて嬉しいですね。
ところが、この魔法のようなアプリは、スマホの画面を使う性質上、どうしても大きさや重さに制限があります。
ならば小さければ大丈夫かというと、軽すぎても認識してくれないこともあるようで、本気で使うには少々難ありの模様です
この記事では測りがないときに重さを測る方法もご紹介するとともに、重さを測るアプリについてもみていきましょう。
重さを測るアプリ(Android・iPhone)無料のもの
iPhone・Androidで重さを測るアプリには以下のようなものがあります。
- Gravity
- DroidScale
- Weight Scale Estimator
- Plum-O-Meter
アプリ名 | 対応OS | 測定可能な重さ | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|
Gravity | Android | 軽量物 | スマホ画面を利用。スプーン上で測定。 |
DroidScale | Android | 軽量物 | 画面上で直接測定。精度に限界あり。 |
Weight Scale Estimator | Android/iOS | 中量物 | 傾斜を利用した測定。500g基準が必要。 |
Plum-O-Meter | iOS | 軽量物 | 3D Touch機能を活用。小物限定。 |
それぞれ詳しく紹介していきますね。
Gravity(Android用)画面を計りにするアプリ
Gravityは簡単にいうと、スマホの画面にスプーンをおいて、そのスプーンに乗せられたものの重さを測るアプリです。
こちらも、スプーンに乗せられる程度の大きさのものしか、量ることができません。
どちらにしても、スマホを使って重さを量るアプリの開発は、まだ発展途上と言えるでしょう。
DroidScale(Android用)重さを測るアプリ
DroidScaleは現在非公開になっており、GoolePlayからダウンロードできませんが、どんなアプリなのか、簡単にご紹介します。
DroidScaleの使い方
スマホのディスプレイが量りになります。
アプリを開くと、ディスプレイの上部に、重さの単位をグラム⇔オンスで切り替えるエリアが表示されます。
下部には、「Weigh Object」と表記されたエリアがあるので、ここに量りたいものを置きます。
DroidScaleの注意点
スマホのディスプレイに置けるものに限られるので、小さなものしか量ることができません。
といって、あまり小さすぎるもの、軽すぎるものも、認識できないようです。
正確性にもやや欠け、実際の測りではかった数値と比べてみると、食い違う結果になることも多かったようです。
実用性のあるアプリとしては、あともう一息、といったところでしょうか。
Weight Scale Estimator(Android/iPhone)計りのように正確
紹介動画の中では、500ミリんペットボトルやリンゴの重さを測っていますが、普通の測りで測ったのとピッタリ同じ重さ!
このアプリにはかなりびっくりしました。
ただ、Weight Scale Estimatorも現在はストア上にはありません。
ソフトをダウンロードするサイトから、直接ダウンロードするようになっています。
ダウンロードサイトを使うときは途中のチェック項目などをよく確認し、不要なプログラムを一緒にダウンロードしたりしないよう気をつけてください。
Plum-O-Meter(iPhone用)
このアプリは重さではなく「どっちが重いか」を測るアプリのようです。
動画ではプラムを乗せて、パーセントで重たいものを区別する様子が紹介されています。
重さ・グラムを測るアプリの精度はどうなの?
スマホで重さを測定するアプリはこれまでいくつか登場していますが、すべてアプリストアからは削除されています。
実用なものではなく、ちょっとしたジョークアプリという位置付けなのかもしれませんね。
スマホの「重さを測るアプリ」は、キッチンスケール代わりに使えたとしても精度には限界があるんでしょう。
たとえば、DroidScaleやGravityなどのスマホはかりアプリは、圧力センサーや画面の傾きでグラム単位の測定をする仕組みです。
ただ測定環境や端末の仕様によって誤差が出やすく、あくまで目安レベル。
特に1〜10g程度の軽量物の測定など、正確なグラム単位で計りたいなら専用のはかりがよいです。
計りがないときに重さを測る方法(グラム)
計りがないときに、ものの重さを測る方法として、別のものを代用する、という方法があります。
たとえば、以下のようなものです。
一つずつ、見てみましょう。
計量用の大・小スプーン
基本的に、大スプーンは15㏄、小スプーンは5ccです。
水ならば、15㏄=15g、5cc=5gです。
水以外の液体や、粉類、固形物については、いくつか代表的なものをご紹介しておきますので、参考にしてください。
茶葉(紅茶、煎茶、番茶など)、ココア、抹茶、コーヒー粉末、カレー粉、粉チーズ…… 6g
上白糖、片栗粉、小麦粉…… 9g
サラダ油、バター、グラニュー糖、ベーキングパウダー…… 12g
しょうゆ、みそ、塩、ケチャップ…… 18g
ジャム、はちみつ…… 21g
小さじ1の重さは、大さじ1の重さの、約1/3です。
茶葉の類なら、小さじ1杯分は約2g、油の類は4g、粉類は3gを目安に考えるとよいでしょう。
どちらにしても、液体ならば、表面張力で少し盛り上がるくらいまで量り、粉類は摺り切りにして量ります。
計量カップ
計量カップは目盛が刻んでありますので、水ならば、目盛の数字がそのまま、gで換算できます。
大さじと同じように、いくつか重さの目安をご紹介します。
茶葉(紅茶、番茶など)、コーヒー粉末…… 60g
小麦粉…… 110g
上白糖、片栗粉…… 130g
サラダ油、バター、グラニュー糖、あら塩…… 180g
牛乳、ヨーグルト…… 210g
しょうゆ、みそ…… 230g
ケチャップ…… 240g
はちみつ…… 280g
ペットボトル(牛乳パック)
ペットボトルには、350㏄~2Lの間で、容量の違うサイズがいくつかあります。
計量カップのように細かい目盛はついていませんが、計量カップの例を参考にして、うまく利用すれば、重さを推定できます。
たとえば、1Lのペットボトル(牛乳パック)であれば、計量カップ5杯分です。
測りがない時に郵便物や荷物の重さを測る方法
測りがないときに、郵便物や荷物の重さを測る方法ですが、ご家庭にある体重計を使いましょう。
体重計に乗せられる大きさならば、そのままで。
乗せられない大きさであれば、がんばって、自分で持って体重計に乗ってみます。
そこから自分の体重を引けば、荷物の重さが計算できます。
ペットのわんちゃんの体重測定にも使える手です。
体重計の測定可能な最大値を越えないように注意しましょう。
重さを測るアプリについてのよくある疑問
まとめ:重さを測るアプリは開発途上
重さを測るアプリをご紹介しました。
面白いですし画期的ですが、まだ開発途上のようで、現時点で使用するには正確性に欠けるアプリです。
今後、出てくるかもしれない、重さを測るアプリに期待したいところです。
測りがなくても、身近にある調理器具や体重計などで、重さを測る方法もご紹介しました。
工夫すれば重さを測る手段はいろいろありますし、興味があれば、自分で測りを作ってしまうのもいいかもしれませんね。